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キングコングの西野亮廣がタモリと戦争について語る。

エンタメ
11 /04 2016

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キングコング西野

「肩書はいらない」と宣言し、芸人の枠から飛び出したお笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣氏。

絵本の制作、町づくり、上場会社の顧問……これまでの常識を覆し、活動領域に枠を作らず新しい仕事を次々と創り出していく彼の目に、未来はどのように映っているのか?

 本連載では、2016年8月に発売された書籍『魔法のコンパス 道なき道の歩き方』の中から、西野氏の独特かつ斬新な哲学の一部を、紹介していく。

イジメとは一体何だろう?

 イジメの起源は知らないけれど、腰を抜かすほど大昔からある。

 何十年、何百年、何千年と繰り返され、何億人、何百億人、何千億人と犠牲になってきたわけだ。

 広告費をかけて好感度の高いタレントを起用してイジメ撲滅ポスターを作ったり、正義感あふれる先生達が「イジメやめようぜ」と何万回と叫び続けてきたが、

イジメはちっともなくなっていないし、今、この瞬間もどこかで誰かがイジメられている。

 にもかかわらず、あいかわらず今日も、また広告費をかけてイジメ撲滅ポスターを作り、正義感あふれる先生達は「イジメやめようぜ」と叫んでいる。

 「イジメやめようぜ」と呼びかけるのは、正しいことだと思うけど、しかし、それが残念ながら解決策でないことは歴史が証明している。何十年も何百年も同じことを叫び続けて、

結局、イジメは今日もなくなっていないのだ。

 まずは、この事実を受けとめないと何も変わらないんじゃないかな?

効かない薬をずっと飲んでいるようなもんだ。だからといって否定しているわけではないよ。

 「正しいことだとは思うけど、その方法ではイジメは無くならなかったんだから、もしかしたら、イジメのなくし方は、それじゃないんじゃない?」という提案。

 イジメとは一体何だろう?

 問題解決に向かううえで大切なのは、まずは「イジメの正体」を知ることだと思う。

 イジメをなくそうとする人達は、これまでずっと弱い側……つまりイジメられっ子側の気持ちに立って、イジメを見てきた。だけど、それでは解決策が出なかったわけだ。

 ならば思いきって、イジメっ子側に立ってイジメを見てみるとどうだろう? すると見えてくる「イジメの正体」。

 結論を言うと、イジメは、イジメっ子からしてみれば「娯楽」なんだよね。おカネもいらない、技術もいらない、工夫もいらない、とっても手軽にできる娯楽。

そりゃ「イジメやめようぜ」ではイジメがなくならないわけだ。娯楽なんだもん。

 「TVゲームばかりするな!」と親から怒鳴られて、その瞬間は電源を切っても、親が寝静まった頃にコッソリと再開した経験は皆にあると思う。まさに、あれだよね。

 娯楽は取り上げることができない。

 それがイジメのようなクソ面白くない娯楽であろうと、娯楽であるかぎり取り上げることはできない。ただ、娯楽を"間接的に"取り上げる方法が一つだけある。

イジメよりも面白い娯楽を

 それは「今、ハマっている娯楽よりも、もっと面白い娯楽を与えてあげる」という方法。極端にバカな例だけど、『プレステ3』をやめさせたかったら、

「プレステ3をやめなさい」と怒鳴るのではなく、『プレステ4』を買い与えればいい。

 イジメをやめさせたかったら、イジメよりも面白い娯楽を与えてあげればいい。

 先生はイジメっ子に歩み寄って、「おい、ブルーハーツって知ってる?」と教えてあげればいい。ギターにハマったら、イジメなんてしている暇はない。

 「なんで、イジメっ子にそこまで歩み寄ってやらないといけないんだ!」という声もあると思うけど、目的は、「イジメをなくすこと」 だからね。

イジメっ子のエネルギーを押さえつけるのではなく、別方向に流してやればいい。

 ただ、"正しいことしている人"にとって「自分の反対意見は悪」 になるので、「イジメやめようぜ」と叫んでいる人達に「そうじゃなくてね……」という意見をぶつけると、

「俺たちは間違っていない! イジメをなくそうと思ってるんだ!」とヒステリックに騒ぎ立てるから、まぁ面倒くさいんだ、これが。

 いつだって、正論バカが一番ブレーキを踏みやがる。

 「イジメやめようぜ」でイジメが無くならなかったように、「戦争反対」と星の数ほど叫び続けてきたけど、やっぱり戦争は無くならなくて、

今日も世界のどこかで誰かが殺されて、誰かが泣いている。

 皆、戦争なんて無い世界を望んでいるのに、どういうわけか世界から戦争はなくならない。

僕たちは戦争のなくし方を間違っていた!?

 これだけ叫んでもなくならないわけだ。もしかしたら、僕たちは戦争のなくし方を間違ってたんじゃね?イジメ問題同様、そんなことを考えてみる。

 戦争をなくす方法は、デモに行く、政治家になる……など、いろいろあるけれど、どの方法が効果的で、結局どれが一番正解なのかは正直よく分からない。

 ただ、受け止めなきゃいけないのは「戦争はなくならなかった」という事実。そう考えると、どの方法も応急処置で、がんを叩けていないような気もする。

「戦争で儲けている人達もいる」という話も聞くし、実際のところ、どうなんだろ?

 僕はお笑い芸人で、普段そういった問題とは離れた場所で活動しているんだけれど、あるとき、タモリさんから「戦争のなくし方」を問われ、真剣に考えたことがあった。

それは自身3作目となる絵本『オルゴールワールド』のストーリーを練っている時の話。

 絵本『オルゴールワールド』の原案はタモリさん。

 ストーリーを練っていた時期はタモリさんと何度も何度も飲みに行って、議論を交わした。その議論の中で「戦争がなくならない理由は何だと思う?」とタモリさんが言った。

 これまで考えたこともなかったけど、一番最初に頭に浮かんだのは 「軍需産業で儲けている人がいるから」という答え。

ただ、そんな手垢でベタベタな答えを出して、タモリさんが「なるほどな」とうなずくわけもないことは百も承知で、素直にタモリさんの見解を聞いてみることにした。

 「それはな、人間の中に『好き』という感情があるからだ。そんなものがあるから、好きな物を他人から奪ってしまう。また、好きな物を奪った奴を憎んでしまう。

ホラ、自分の恋人をレイプした奴を『殺したい』と思うだろ?

 でも、恋人のことを好きじゃなかったら、攻撃に転じることはない。残念だけど、人間の中に『好き』という感情がある以上、この連鎖は止められないんだよ。

 『LOVE&PEACE』という言葉があるけど、LOVEさえなければ、PEACEなんだよ。その生き方は、かぎりなく動物や植物の世界に近いな。

ただ、『好き』がない世界というのも、ツマラナイだろう? 難しい問題だよ、これは。どうしたもんかね?」

 背筋がゾクッとした。

 この言葉は僕の胸に深く刺さって、生まれて初めて『戦争』と真剣に向き合うこととなった。

 どうやら僕らは信じられないぐらい残酷な仕組みの中に生きている。でも、僕らには知恵があって、問題がある以上は必ず答えがあって、

なにより、「システム上、戦争はなくならない」と断言してしまう結論はあまりにも寂しい。

 そういえば、以前、テレビ番組で谷川俊太郎さんが「『戦争はなくならない』というところから考え始めたら、なくし方が見つかるかも」と言っていたな。

タモリさんと同じ考えだった。

僕らにできることとは

 あの夜から、ずっと考えていた。分かりやすくするために規模をもう少し小さくして、友達関係のこと、親子関係のこと、ご近所関係のことから。

 そして、数年後にようやく『オルゴールワールド』という作品の中で、僕なりの結論を出した。「なるほどな」とニコリと笑ってくださったタモリさんの顔を今でも鮮明に覚えている。

 「僕らは戦争をなくすことはできないのかもしれないけど、止めることはできる」

 答えは僕が子供の頃から信じているエンターテインメント。

 ピストルの引き金を引かなきゃいけない立場の人間でも、笑っている時や、何かに感動している瞬間は引けない。引き金を引くのは、笑い終わった後や、感動し終わった後だ。

 つまり、エンターテインメントが世界中の人間を感動させている瞬間だけは平和で、「だったら、その時間を長くすればいいじゃん」というのが僕の結論。

 いつだって僕は自分のためにやっているんだけれど、そのことが巡り巡って誰かの救いになっていたりすることがある。

 その延長で、きわめて短い時間であろうと、争いを止めることができるなら、そもそもそういう目的で始めたわけじゃないんだけれど、作り手冥利に尽きる。

 極上の棚ボタであり、エンタメを作る僕らの希望ですと語った。

さすがお笑いの方の考えは素晴らしいものがあります。一度は真剣にいじめや戦争について考えてみる必要があるようです。
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細谷

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